【剣盾ダブル】黒バドニンフィア

 9月のシーズン22(ダイマックス無し禁止伝説級1匹あり)で最終830位(10月はマスターボール級まで使用)だったので、使用した黒バドレックス構築を自分用にまとめた。

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1. 構築経緯

 禁伝の中でもパワーが高く、通りもよさそうな黒バドを使おうと思った。黒バドの苦手なガオガエンに格闘技が強く、早い猫だまし要因としてコジョンドを採用した。後発黒バドから黒のいななきに繋げたかったため、雑に全体技で削ることができ、黒バドの苦手な悪タイプに強く、コジョンドとも相性の良いニンフィアを採用した。汎用枠であるガオガエンニンフィアの出しにくいザシアンに強いサンダーカイオーガとゼルネアスに強くトリル耐性も高いナットレイで最初はパーティー完成とした。

 その後、ナットレイがゼルネアスと一緒にいることの多いウルガモスに弱かったり、トリル耐性も白バドに勝てないことから、ナットレイをサポート型のカプ・レヒレに変更した。これにより、耐性の低かった炎タイプにもある程度戦えるようになった。

 

2. 個別解説

 バドレックス(黒馬上の姿)

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バドレックス本体があんまり見えないな、、、(頭はデカい)

176(4)-*-100(0)-217(252)-120(0)-222(252)

持ち物:白いハーブ

特性:人馬一体

同速勝負が発生しがちで、火力アイテム無しだと与ダメージが怪しいため、臆病csぶっぱ。持ち物の白いハーブはレジエレキのエレキネットを嫌ったため。アストラルビットの通らないノーマルタイプのポケモンはきついものの、盤面を整ったあとから降臨させれば、破壊力は抜群だった。サイコショックはDの高いポケモンに刺さるため採用した。挑発はトリル役や高耐久ポケ(ツボラキに使いたい)に使用した。

 

 コジョンド

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かわいい

141(4)-177(252)-80-:-80-172(252)

持ち物:きあいのタスキ

特性:精神力

陽気asぶっぱ。威嚇の効かない格闘打点が偉すぎるポケモンガオガエンやゴリランダーのような使用率の高い猫だまし持ちより早いのも強かった。はたきおとすは、黒バドミラーやチョッキやスカーフを持つことが多いエンテイなどに使用した。全体技を打ちたいカイオーガや黒バド、グラードンワイドガードが非常に強かった。また、ワイドガードが警戒されて全体技で攻めてこない場合、片方が生き残ることに繋がりアドバンテージとなる。

 

 

 ニンフィア

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にっこにこ

191(164)-:-87(12)-176(236)-151(4)-92(92)

持ち物:こだわりメガネ

特性:フェアリースキン

性格は控えめで、特攻11nかつ最大の176で素早さは最速30属(モロバレルなど)+2、残りは耐久に振った(体力を16n-1)。基本的にハイパーボイスしか打たないが強かった。耐久が低めのポケモンなら、大抵2発で倒してしまう程だった。シャドーボールは黒バドピンポイント技として採用した。物理耐久が低いのが弱点だが、コジョンドの猫だましで止められるため、そこまで気にならなかった。

 

 ガオガエン

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いかつい猫ちゃん

202(252)-136(4)-128(140)-*-132(76)-85(36)

持ち物:オボンの実

特性:威嚇

性格は慎重で、努力値配分もよくあるガオガエンだと思う。受けだしから捨て台詞で黒バド降臨させたり、トリルを威嚇猫だましで凌いだりに使った。技は採用理由の猫だましと捨て台詞は確定として、ゴリランダーに刺さるフレアドライブを採用した。バークアウトはDDラリアットのほうが良かったかも。捨て台詞はトリルを凌ぐ際に使ったが、ダメージを与えるとんぼ返りでもよかったかもしれない(アストラルビットに繋がるため)。

 

 サンダー

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イケメン鳥

191(204)-*-120(116)-154(68)-132(76)-126(44)

  • まもる
  • 10万ボルト
  • 熱風
  • 羽休め

持ち物:バンジの実

特性:プレッシャー(静電気の方がいい)

おだやかで、hbがA222ザシアンの+1じゃれつく確定耐え、hdはc222カイオーガの雨ダブルダメージ潮吹き確定耐え、素早さを準速アマージョ+2とした。技は使いやすい10万ボルト、ザシアンに通る熱風を確定とし、暴風は打ちたいタイミングがなかったため採用せず、対ザシアンで大事にしたいため羽休めを採用した。弱点を突かれにくく耐久も高いため、居座ったままダメージを重ねられるのが強い。

 

 カプ・レヒレ

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色違い美人すぎる

177(252)-*-143(60)-116(4)-190(180)-107(12)

  • 自然の怒り
  • 凍える風
  • 癒しの波動
  • 黒い霧

持ち物:ウイの実

特性:ミストメイカ

おだやかサポート型レヒレ。火力に努力値を振らずに相手を削れる自然の怒りはバドレックスと相性の良さを感じた。凍える風は、この構築唯一の素早さ操作技で黒バドミラーやスカーフ持ちカイオーガに強く出られるようになった。癒しの波動は主にトリルを凌ぐときに使った。黒い霧はゼルネアスのジオコン対策として採用した。水、フェアリー技も欲しいと感じる場面があったため、レヒレの型については諸説あり。

 

3. 選出

 基本選出

先発コジョンド+ニンフィア

後発黒バド+ガオガエンorレヒレ

 対ザシアン

先発コジョンド+サンダー

後発黒バド+ガオガエンorレヒレ

4. 黒バド雑記

  • ここが強い

 1つ目は、素早さが高い点である。禁止伝説の中で一番早いため上から縛る動きが非常に強いと感じた(レジエレキは早すぎるが。。。)。上から縛ることができる上に高火力全体技のため、受けだししにくいのも偉かった。

 次に、専用技の使い勝手の良さである。アストラルビットは高威力で命中安定の全体技である。カイオーガの潮吹きやグラードンの断崖の剣など、HPの制限があったり命中が不安定であったりする全体技が多いなか、黒バドはデメリットなしの全体技を打ち続けられるのが強みである。読みあいや外しを考慮しなくて済むのは良い点である。

  • ここは弱い。。

 耐久が高くないのは弱点である。黒バドと同タイプの伝説にはルナアーラ月食ネクロズマは特性による耐久補助が存在するが、黒バドにはないため半減タイプの少なさも相まって打たれ弱く感じる。

 特に、強みの一つである素早さを追い風やトリックルームで奪われた場合、打たれ弱さを感じてしまう(今回は黒バドに白いハーブを持たせることで、レジエレキに素早さのアドバンテージをつぶされないようにしている)。また、先制技も同様に辛くなってしまう。不意打ちは当然きついし、ゴリランダーのグラスラも大抵2発で落ちてしまう。

悪タイプ全般、ノーマルタイプ全般、ゴリランダー、エンテイスイクンミミッキュ辺りが使用率高めできついと感じるポケモンでした。